春風の心地よい季節になり、新入園児が園にくることを心待ちにしていることでしょうか。
さて、職員の皆様も新学期に向けて準備を着々と進めている頃ですね。
入園式に向けて何を準備したらいいの?
指導案を書いたり、立ち稽古をしたりする園も少なくないと思うので
一緒に考えてみましょう。
指導案のねらいや援助
*ねらい*新入園児
○ 喜んで登園する。
○ 先生や友達と喜んで式に参加する。
*援助*新入園児
○ 喜んで登園することができるように笑顔で話をしたり、スキンシップをとったりする。
○ 喜んで式に参加することができるように、本児の目線に合わせてうなずいたり、楽しい遊びがあることを知らせ期待がもてる言葉をかけたりする。
書き方
園によって
○ 全く書かない園もあります。
○ 「〜できるように〜する」だったり「〜して〜できるようにする」違うと思います。
ここでは、上のように紹介しました。
全てに共通していることは、ねらいを立て、これらのねらいを達成することができるような援助内容にしましょう。
作成後は、書いたものを振り返り、イメージトレーニングをしましょう。
イメージをもって、立ち稽古をしよう
今年の春、就職して初めての行事。
緊張します。大丈夫かな・・・
1年目さんはドキドキする瞬間ですよね。
指導案作成し、イメージトレーニングが終わったら
立ち稽古をしましょう!!
私が働いていた場所は、入園式会場で一連の流れを園長と主任、担任で立ち稽古をしていました。
その際、子どもがいることを想定した上で、気をつけることを紹介していきます。
歩き方は伝えたか
例)・「前のお友達についてきてね」
・「電車に変身しようね」 など
目線は高くないか
・上から子供を見下ろしていないか
※ 膝をついて子どもの視線と同じ高さにしましょう など
全体把握をしているか
・全員ついてきているか
このことに関してですが、全員に寄り添うことは現実問題無理です。ここで、補助職員との連携が求められます。
もし〜だったらリストを作りましょう。
・もし泣いたら、近くで寄り添ってください
・もしずっと泣いていたら抱っこしてあげてください
・立っている子どもは座るように言葉をかけたり寄り添ってあげてください
など、細かく伝えていたらいいかもしれません。
表情は硬くないか
例)・色々な子どもたちを見て笑顔でいるか
※一番は、先輩先生がどのような姿で取り組んでいるか見てみてください。
保育室ではどんな動きをするの?
指導案も作り、イメージトレーニング、立ち稽古を終えた。
あとは、保育室での動きを考えて行きましょう。
まずは、自分が作成した指導案を見ながら、考えていきましょう。朝の挨拶から帰りのお見送りまで、指導案を通ってみると、
=つじつまが合わないことが出てくる
=「この時ってどうしたらいいんだろう」と疑問が出てくるので、当日焦らないためにも改善する必要があります。
朝の受け入れ
受け入れがとても大事です。第一印象は笑顔で元気!!!子どもたちにとって素敵な印象を残しましょう。子どもはもちろん、保護者も第一子となると、緊張しているはず。
「おはようございます」と笑顔で挨拶したり、「本日は、おめでとうございます。」とお祝いの言葉を伝えたり、何気ない言葉が安心感につながります。
担任であれば自己紹介をしたり、人形やおもちゃなど小道具でスキンシップをとっても尚いいですね!私は「それいけ!○○○○マン」のパペットにお世話になりました。
自由遊び
子どもたちが揃うまで各クラスで過ごすことになります。
←稀に集合時間を過ぎる保護者がいらっしゃるので焦らずできることをしていましょう。
○ままごと
○人形
←人形がままごとでパーティをしていると吸い込まれて遊び出す子どもが多いです。
○ブロック
子どもたちがワクワクする設定をしてみましょう。
○床にテープで線路を示す
←トイレに行く線路
←各コーナーにつながる線路 など
などすると喜ぶかもしれないですね。
いざ入園式
いよいよ入園式。保護者と離れてさみしい気持ちになる幼児が多いですね。
「大丈夫だよ」
「見ていますよ」
「ほっといていないですよ」
というような、見守りが大事になります。
子どもが園が楽しいところだと思ってもらえるためにも。そして、「うちの子は泣いているのに声もかけてもらえていない・・・」と思われないように全幼児に声をかける気持ちでいましょう。
まとめ
保護者が
「ここに預けてよかった」
「先生に預けると安心だ」と思ってもらえるように今から準備してみましょう。
自分で探ってみてから、先輩先生にきちんと確認をすることをお勧めします!
2020.3.13に記事を書いています。
コロナウイルスが流行しており、卒業式、卒園式が簡素化されていますが、
皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。
入園式が終わると、活動がどんどん入ってきます。早め早めに相談をしていきましょう。
重ねてこちらも是非読んでください。
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